<看護師さんとの出会いのお話>
母が入院しています。
先ほど、看護師の実習生が血圧計測に来られた時に、
本日までと挨拶されました。
彼女の担当は母一人だったと聞き、母の幸運に感謝しました。
母は私のうながしに「やりたにゃあ」と言って何もしませんし、
看護師さんは忙しそうです。
彼女のみが 母が入院前にしていた(ぬり絵)や、
(ジグソーパズル)の相手を根気良くしてくれました。
彼女の就職先はこの地域ではないと知りました。
もう出会う事は無いであろうと思われます。
患者や家族に配慮のできる看護師さんに
成長していってくれるようにエールを送り
お礼を言い、握手をして別れました。
彼女も私と毎日会えるわけでもないので
最後に会えてよかったと言ってくれました。
でも、でも、
別れた数秒後に、はっと、言い忘れたことがあることに気づきました。
病室を出た彼女を探したけれど、見つけられません。
あっという間に消えて行った実習生に
看護師さんのお仕事は忙しい!を実感しました。
謝りたかったのは
一度 母の食事時に彼女を拒否した時のことです。
傷ついているかもしれないなあと気になりました。
あの時の真相は、母が大好きなみたらし団子を
こっそり持ち込んで食べさせようとしたからというものです。
最後には笑って別れました。
